× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ぼちぼち考える。できるときにね。
何が出るかはおたのしみ、にしてもらえると嬉しいかな。 「センセイ」 腕の中で囁きかけて、反応を伺う。 返ってくるのは穏やかな笑み。 何度もこうして抱き寄せられているのに、オレは何度だってどきどきしてしまう。 セフレに逆上されて、レイプされかけてたときに助けてくれた、先生。 お前は一人しかいないのだから、もっと自分を大切にしろと。 散々いらないと母親にも言われ続けたオレにはあたたかすぎた。 そのあたたかさにすがって籠絡されて、今に至る。 「どうした?なにかあったか?」 髪を撫でられ、頬に触れられ。 こいつはそうして触れるくせに、抱きしめてくれるくせに、抱こうとはしない。 問い詰めたら、そういう思い方もあるとかなんとか。 要はヘタレだ。 分かってる。のに。 ……どうしてこんなに。 「ラセツ」 「なんだよ」 「お前は愛らしいな」 「は、はあ?」 右の額にキスされて、顔が熱くなる。 そのまま抱きしめられたから肩に顔を埋めてなにもない風を装った。 「また泊まりに来るといい」 「……うるせー」 「好きなものを作ろう。何がいい?」 「考えといてやる……」 ほんとは、こいつがいればなんにもいらないんだけどな。 さすがにそんなことを言ったら惚れてるみたいで悔しいから、すげえ難しいものを注文してやろうと、シュテンの腕の中で考えた。 居心地のよい場所にて シュテラセ PR この記事にコメントする
|