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忘年会で昨日忘れちゃったから、ふたつくらいできないかなあ。
薄い皮膚に歯を立てては、ぴく、と反応する体を感じる。 いつのころからか、こうして首筋を噛む癖がついた。 歯形を残さないように、本当に甘噛み。 ドミトリーはそうすると、軽く息を詰める。 それがまた扇情的で、俺は興奮を押し隠しながら、凶暴な衝動を押さえつけながら、首筋だけではなく見える肌に噛みつく。 「……ザウ、ル」 やめろと咎めるようなドミトリーの触れ方にも、少しかすれたその声にも。 興奮してしまう自分は変態だなと薄く笑いながら、噛んだ肌を軽く舐めた。 「ッ、あ」 ドミトリーは俺の気持ちに気がついているのだろうか。 本当は、戯れの触れ方ではもう我慢できない。 そういう対象として幼馴染をみていることに罪悪感もないわけではないが、それよりもずっと、行為に及びたい欲求のほうが強かった。 こんなことをしても嫌がらないから勘違いをしてしまいそうになる。 少なくとも、好意は抱いてくれているのではないか、など。 あまり身体が触れないように気を遣いながらも噛むのはやめない。 ドミトリーの息は荒い。 「ザウル……」 「……ごめん。泣かすつもりはなかった」 生理的なものなのか、目尻に浮かんだ涙をくちづけで拭った。 「嫌いにならないでくれ」 「なるわけがない……」 力ない腕で頭を抱き寄せられて、そのままドミトリーを押しつぶすようにベッドに沈む。 ああ、いっそこのまま、二人きりで沈んでいけたなら。 沈む ザウドミ PR この記事にコメントする
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