× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ストウルがだいぶ箱推しかなぁー。
と思いつつ。もう何日たってるんだよお。 「俺なんかのどこがいいんだ。」 口をついて出たのはそんな言葉だった。 部屋で雑誌を読んでいたやつは、それを閉じて俺に向き直る。 「なんで?」 逆に問われて言葉に詰まった。 「なんでって……」 そりゃあ、俺はお世辞にも見目のいい男ではないからだ。 それに比べて、ミーチャは頭も良く、女にもモテる。 そんなミーチャがなぜ俺を選んだのか、全くもって理解できなかったのだ。 「俺はセルゲイがいいからセルゲイを選んだ。俺に不満があるなら別れてやってもいいし」 そうは言いながら、ミーチャの指先は忙しなく髪をいじる。 動揺している時によくする仕草だ。 「劣等感を持つのは勝手だが、俺の審美眼をけなすのは許さん」 「そんなつもりじゃないんだが、その、……すまん」 「俺が好きと言っているからそれでいいんだ。お前はそれじゃ不満なのか?」 ミーチャの言葉に首を横に振った。不満なわけがない。 「ミーチャが一番だ」 「分かればいい」 ミーチャの手をそっと握ると、それでいいんだ。と握り返された。 これでいい。これだけでいい。ミーチャが俺を選んでくれたという事実だけがあれば。 なぜならそれが答えだから セルミチャ PR この記事にコメントする
|