× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 別部署の同職さんとごはんにいく約束とかあまりしたことなかったんだけど、 最近よく誘ってくれてもう頭が上がらない。 寂しがりなのでものすごくうれしいんだこれが・・・ というわけで赤石でお話をかいたよ。 赤石マイナーすぎてキャラとかわかんねーしMMOだからこれって決まった名前ないし…いやあるんだけど… でもはやまのとこのキャラの名前でいくよ! 「カナタ、何読んでるの?雑誌?」 「あ!トトリさんでしたか。何でもないですよ」 「雑誌だー!カナタが女性誌読んでる!」 「しーっ……トトリさん、大きい声ではやめてくださいね」 カナタは光奏師。本から得た知識を武器にして戦う。 だから本当にいろんな本を読んでるんだけど、こういうのまで読むのは予想外だった。 うちは本なんてほとんどない村で育ったから、あまり字は得意じゃない。 でも、カナタがギルドに入ってきて、それからいろんなことを教えてくれるようになった。 「ねーカナタ」 「何ですか?」 「スイーツ食べにいこうよ」 「スイーツですか」 「うん。ゆーちゃんも誘って」 「ゆ、ユートさんがスイーツ?ちょっと考えられないんですが…」 「ゆーちゃんスイーツ大好きだよ。甘いもの大好きなの」 ゆーちゃんの名前を出すと、ちょっとカナタはどぎまぎする。 たぶん、カナタはゆーちゃんが好き。 ゆーちゃんがカナタを見つけてきて、るーちゃんに頼んでギルドに入れてもらって。 ぼろぼろのカナタを助けてあげたのはきっとゆーちゃん。 ゆーちゃんは騎士だから、そんなカナタを見捨てられなかったんだろうってメティが言ってた。でもそれは、うちもわかる。ゆーちゃんはうちのことも助けてくれたから。 「僕も、嫌いではありません」 「甘いの食べるとみんな幸せだよね」 「そうですね」 「じゃ、ゆーちゃんに声かけとくね」 「いいんですか?」 「お店はカナタがみつけとくこと!」 さっきカナタが見てたページのお店、おいしそうだったからあそこがいいな。 そんなことを考えながら、ケルビーに乗ってゆーちゃんのところへ。 「……え?スイーツ?」 「うん。カナタがお店探すって」 「カナタも一緒なのか」 「うれしいでしょ?」 「ああ」 ゆーちゃん、やっぱり嬉しそう。すごく騎士らしい騎士なのに、笑うとカナタよりももっと幼く見える。笑顔がとってもかわいい。だからか、女の子からも結構人気あるんだよね。 うちのギルドの女の子はみんなちょっと変わってるから、ゆーちゃん宝の持ち腐れって感じなんだけど。 「ゆーちゃん」 「ん?」 「ゆーちゃんはカナタのこと好き?」 「……あ、ああ。なんでいきなり?」 「うーん、勘?」 「トトリの勘は恐いな」 「うふふ」 ゆーちゃんがちょっと赤くなって照れくさそう。 知ってるのはまだトトリだけかな?それともるーちゃんも知ってるかな? 「じゃ、カナタにゆっとくね。ゆーちゃんも参加って」 「ああ。わざわざありがとう、トトリ」 「お礼はケーキ一個でいいよ!」 「はは。了解」 「っていうわけで、ゆーちゃんも参加だって」 「わかりました。どのお店でもいいんですよね?」 「うん。カナタの見つけたところにしようよ」 「ええと…ここはどうでしょう。お恥ずかしながら行ったことがないので、トトリさんに確認してもらいたくて」 カナタが恥ずかしそうに開いたそのページには、すっごくおいしそうなパンケーキがたくさん載っていて。 女の子はみんな好きだよねって感じで、ベリーがたくさん盛り付けられてる。 写真で見る限り、お店はピンクでフリフリで、なんとなくだけどマーシャが好きそうな雰囲気。このなかにゆーちゃんとカナタが行くのを想像したら、ちょっとおもしろいかも。 「楽しみだね」 「……はい。僕、実はこういうの初めてなんです」 「そうなの?」 「その……楽しみです」 はにかみながら笑うカナタはとってもかわいくって。 男の子だけど女の子くらいかわいいしきれいだし、ゆーちゃんの気持ちもちょっとわかる。 こりゃあ助けたくなっちゃうよね。恋もしちゃうよね。 うちの勘ではゆーちゃんとカナタはきっととっても相性がいいから。 「ねえケルビー。あした、ゆーちゃんとカナタふたりっきりにしてあげよっか」 うちを乗せてくれてるケルビーに話しかけたら、ケルビーはわかってるっていうみたいに、首を一度下げた。 おしまい 赤石/剣光+テイマ PR この記事にコメントする
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