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SYN ★~sinと愉快な仲間たち~★
腐女子・BLという単語が判らない・嫌いな方は逃げて!妄想過多により健康を害する恐れがあります。
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あんスタも書いてみたさがあった。








【スバルくんとわたしの話】


スバルくんは、太陽みたいな人。
星の名前をもらったのに、彼は星の輝きを飛び越えて、Tricksterのみんなを照らす太陽みたいに輝いている。
そんなスバルくんのことが好き、なのかな、まだわからないけど、彼と一緒に過ごす毎日が楽しくなってきた。

桜フェスでみんなで一緒にお花見をして、帰り際にスバルくんが送ってくれたんだけど…その時、つないだ手がとても熱くて。
わたしがスバルくんを意識し始めたのはその頃だったように思う。

「ねぇねぇ、転校生」
「ん?」
「今日のレッスンのことで相談があるんだけど」
「うん。なあに?」
「ホッケーは用事があるみたいだし、サリーは生徒会で忙しいし、ウッキーは撮影?があるみたいで、今日は俺一人なんだけど…」
スバルくんはそこで目を閉じて、言葉を切った。心の準備をするみたいに大きく深呼吸。
続く言葉を待ちながら、スバルくんを見る。つられて息を呑んだ。
閉じられていた目がぱっと開いて、星みたいにきらきらした瞳がわたしを映した。太陽みたいなひとなのに、目は名前のとおりに星みたい。
「……個人レッスン、お願いしてもいいかな?」

スバルくんの申し出が思ってもいなかったものだったから、わたしは一瞬固まってしまった。
だめ?と小首をかしげて、スバルくんはわたしを見つめる。
星のきらきらが目の前に。
こんなに近くで顔をみたこと、あったかなあ。

「う、うん。もちろんいいよ」
「その間が怪しいな~」
「ごめんね、びっくりしちゃって。ダンスのレッスンしようか」
「俺ダンスは得意!」
「得意なところ、しっかり伸ばそ」
「そうだね。転校生が見ててくれるから、俺いつもより頑張れるかも」
「え?」

その場でくるっとターンを決めて、ばっちりわたしの真正面を向いて。
ばちん!と音がしそうなくらい力強いウインク。星のまたたき。
真正面から受け取って、その熱さを知る。

ああ、わたし、スバルくんが好きなんだ。
そのきらめきが、熱さが。

「じゃあ、放課後レッスン室で!」
「う、うん。またあとでね」

手を振って走っていくスバルくんを見送って、両頬に手を当てた。
スバルくんのウインクの熱は、しっかりわたしの頬を熱くしていった。



おわり




スバル×転校生

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