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先日、「上手な小説を書くには」みたいなコラムを読みました。
個人的には、小説に上手下手ってあまり関係はないと思っていたのですが、
そのコラムの書き主さんは「読みやすさ」に重点を置いて記事を書かれていたようで、
ほおうなるほどと思ったことがあります。

それは、上手な小説(読みやすい小説)を書くためには、「児童書を読め」というもの。

児童書、つまりは絵本~小学校6年生くらいまでを対象にした本ですね。
簡潔に、伝えたいことを伝える、読みやすさ重視の本。
コラムの作者さんは、短い時間でも読めるそれをたくさん読むといいかもって。
確かにその通りで、伝えたいことが簡潔に表現されているし、
文字量がやたら多いわけではないから時間をそんなにかけずに読むことができます。
だから、たくさん読み込んでいくことで、どういう文章にすればいいのか
感覚でわかるようになるだろう、というようなコラムでした。
わたし、この意見にもろ手をあげて賛成してしまいました。

自分の小説が読みやすいかどうかは、読み手によって分かれると思っていますし、
そこまでへたくそではないかなと自負している(下手の基準もそれぞれなので)のですが、
読み手としても小さいころからたくさんの本を読んできたので、
読みやすいものとそうでないものの区別くらいはついていると思っています。
紙ベースで読むものとインターネッツで読むものでも、
文章構成、句読点の打ち方、読みやすさの違いってものすごいですよね。

小説と一言でいってもやっぱり山ほどあるし、絵と同じで好き嫌いも出てくるものです。
吉本ばななは読みやすいけど、浅田次郎は合わないとか。
村上春樹は読めないけど、司馬遼太郎なら大丈夫とか。
周りにも結構文章を読むひとがいるので、たまにそんな文章の好みの話になったりするのですが、
これね…楽しいんだ…わたしこういうの大好き。
自分の好きな作風、作家のいいところをプレゼンするの。
読みやすさ、読みにくさもそのプレゼンに含まれるんですよね。

ところで、わたしほんとうにあのひとはバケモノだと思っているのですが、
魍魎の匣の大先生……彼のひとの作品はもうそれだけで鈍器になりそうな
分厚さなんですが、難しい言葉をつかってもテンポがいいために、どんどん
読み進めていってしまう。結果そんなに時間もかからず読み終わってしまう。
会話文が長くても、説明的文章が長くても、頭の中で映像化されていくので
本当にあの人はバケモノだと思います。なんなんだ。すごすぎる。
そんな作家になれることなんてあるんだろうか。目指す姿は、かのひとです。

そんな憧れで記事をしめます。



余談ですが、わたしはいろいろな作家さんのいいところを積極的に取り入れて
自分の中でごちゃごちゃミックスしていくので、
きっとキメラなんだと思います。キメラ作家。
わたしの作風ってなんだろうなとかいろいろ思いますが、
キメラがいつのまにかちゃんとしたモンスターになることもありますし、
世間に認められるモンスターになりたいなと感じた次第でした。

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